毎日使うキッチンは、調理がしやすい場所であって欲しいものです。ですが、調理をするために必要不可欠なガスコンロに悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。戸建て住宅やマンションの多くに設置されているビルトインコンロは丈夫なように見えますが、永遠に使い続けることは出来ません。

そこで最近は様々な理由から、ビルトインコンロの交換を検討する人が増加しています。

ビルトインコンロの主な交換理由とは

ビルトインコンロの耐用年数は、一般的に設置してから8年から10年だと言われています。耐用年数は使用状況によって大きく異なりますので、10年経過したら必ず交換しなければいけないというものではありません。どのような場合に交換が必要になるのかというと、まずは何度か点火しないと炎が出ない場合や点火の際の音がおかしい場合です。

すぐに点火しても炎がすぐに消える場合も経年劣化の可能性が高くなります。そして炎の色が青色ではなく、オレンジ色や赤色の場合は注意が必要です。炎の色がオレンジ色や赤色になっているということは、酸素が不足している状態で、不完全燃焼を起こしている可能性があります。

放置し続けていると最悪の場合には一酸化炭素中毒になってしまいますので、炎の色がいつもと違うと感じた時は迷わず交換したほうが無難だと言えます。設置から10年から15年以上経過しているコンロの場合は、メーカーが修理部品を保有していないことがほとんどです。

仮に修理部品があったとしても、今後次々に不具合が出てくることも考えられますので、10年以上経過していて異常や不具合を感じる場合は交換した方が良いでしょう。

ビルトインコンロに異常を感じながら使い続けていると、重大な事故につながりかねません。少しおかしいけれどまだ使えるから、というように安易に考えず、すぐに業者に連絡することが大切です。

ビルトインコンロに不満があり、交換を希望する場合もあります

ビルトインコンロに異常や不具合がなくても、コンロを交換したいと希望する場合もあります。キッチンに限ったことではありませんが、住宅設備は年々進歩していて、数年経過しただけで機能や使いやすさ、見た目が大きく変わっていっています。

戸建て住宅やマンションを購入した時はビルトインコンロに何の不満も無かったけれど、年数が経過するにつれて使い辛く感じるようになるのはよくあることです。コンロの設置間隔が狭く、鍋やフライパンを並べて調理すると使い勝手が悪いと感じるようになることもあるでしょう。

また家族が増えたり、子どもが成長期に入るとたくさんの料理をスピーディーに作りたいのに、コンロが2口しかないと不満が募ります。そこで現在使っているビルトインコンロを最新のコンロへの交換を希望する人もいますが、ビルトインコンロからihへの交換を希望する人が増えています。

ihクッキングヒーターのメリット

なぜihクッキングヒーターへの交換を希望する人が増えているかというと、その最大の理由は安全性にあると言って良いでしょう。ihは電磁調理機ですので、電力によって加熱します。そのためガスコンロのように炎が出ることが無く、火災のリスクが著しく低下します。

高齢者や幼い子供がいる家庭では火災の他に火傷の心配もありますが、火傷をするリスクも同様に低下すると言えます。安全性が高まるということ以外のメリットとしては、ガスの炎のように燃焼しないため空気が汚れず換気が最小限で済むということがあります。

その他にもコンロと違って調理器具を置く場所がフラットになっているため、掃除が非常に楽だと感じるでしょう。ビルトインコンロも掃除が楽になっているものが多いとはいえ、完全にフラットになっている訳ではありません。

更にihは火力が弱いのではないかと心配になる人もいるかもしれませんが、意外にもガスコンロよりも火力が強い場合も多いので、火力についての心配も不要です。

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ihクッキングヒーターのデメリット

ihのメリットを挙げていけば良いことばかりのようで、デメリットなど無いかのように思えてしまいます。ですがihにもデメリットはありますので、ihへの交換を検討する場合は必ず事前にどのような点がデメリットであるか確認しておかなければいけません。

ihのデメリットとしてまず挙げられることの一つに、使用することが出来る鍋やフライパンなどの調理器具が限られるということです。調理器具売場に行けば、ih対応可能と書いてある鍋やフライパンが並んでいますが、逆を言えば書いていないものはihでは使用することが出来ません。

そのため現在ビルトインコンロを使用しているのであれば、現在使用している鍋やフライパンはihでは使用することが出来ない可能性があります。そしてihは炎が出ないため、調理器具を持ち上げていると加熱が出来ない状態になります。

炒飯や野菜炒めなど、鍋を振って調理することが多い中華料理は作り辛いと感じる可能性があります。更にihから電磁波が出るため、ペースメーカーを装着している人に影響が出ることも考えられます。自分や同居している家族がペースメーカーを装着している場合は、健康に影響が無いかどうか必ず確認しましょう。

交換工事の内容と費用について

このようなihのメリットとデメリットを考慮した上で、ビルトインコンロからihへの交換を希望する場合に気になるのが工事内容ではないでしょうか。ビルトインコンロからihへと交換する場合は、今後はガスを使用することは無くなりますので、ガスの閉栓作業が必要になります。

その後ガスコンロの撤去を行い、ihの使用に必要な電力を確保するための工事を行います。ほとんどのihは200Vの電力が必要になりますが、多くの家庭の配線は100Vになっています。特に築年数が経過している住宅ほどその傾向が強いので、そのような場合は200Vの電力を確保するために分電盤からの配線工事を行なわなければいけません。

配線工事が完了すると、あとはihの搬入と据え付けを行なえば工事は完成です。工事内容と共に気になる費用ですが、交換工事にはこれらの作業が必要になり、工事費用は10万円から15万円前後かかることが一般的です。

それにih本体の価格が上乗せされることになります。ih本体は通販でも販売していて、最も安い価格帯であれば4万円前後で購入することも出来ます。家電量販店での購入やリフォーム業者を通して購入する場合は、10万円前後から20万円ほどのものが多いでしょう。

そのためビルトインコンロからihへの交換費用は、20万円から30万円はかかると見積もっておくと安心です。

ビルトインコンロに交換したい!工事費はいくら必要?